大都会の小さな家

大都会の小さな中古マンションに住むおひとりさま女の日常をつづったブログです。 注意事項: 比較的、自分の好き嫌いをはっきり述べています。 それは、単なるさくらねこの好き嫌いであって、さくらねこが嫌いな場合であっても、そのこと・ものを否定しているのでも、そのこと・ものを好きな方を否定しているのでもないことを、あらかじめ申し上げます。1記事が長めなので閲覧はPC推奨です。 リンクはご自由に、相互リンクも募集中です!

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新幹線で、焼身自殺をした爺さんについて、「年金が月12万円だから暮らせない」という悩みが動機であるかのように書かれているけれど、それは本当かなと思います。

自殺の前に「年金が月12万円なんて!」と怒っていたのはきっと事実なんだろうけれど、それが動機なのかといわれると、違うんじゃないかなって思うのです。

というのは、秋葉原で通り魔殺人を行った加藤智大について、当初、派遣先で「つなぎを隠された」ことが動機だと報道されたけれど、加藤はそれを一貫して「違う」といっているそうです。

マスコミは、とかく、面白おかしく書きたてる面があります。


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マスコミは、何かの方向に世論を動かそうという意図をもって盛るように思えます。

たとえば幼女に性的なことをして殺すような犯人がいたら、「オタク」「アニメ」「ゲーム」みたいなものを糾弾するような方向に、必ず話を持っていきます。

加藤も、つなぎの話は「派遣労働者」「社会の負け組」といった方向に話をもっていこうという意図があるように思えます。
また同様に「オタク」「インターネット」「もてない男性」といった方向にも話を持っていこうとする意図があるように思えます。

今回の爺さんは、「年金問題」「老人の貧困」に話を持っていこうとする意図を非常に感じてならないのです。

加藤は、まだ生きているから「それは違う」と言えるけれど、爺さんは死んだので、言えません。何が動機なのかもわからない。
また生きていたとして、やっぱり「年金が少ないから」というかもしれない。
当人すら動機が分からないかもしれない。

でも、そういうことをするのに、動機がひとつだけであるとは限らないし、あるいは動機なんかなかったかもしれない。

わかりやすい「動機」をつくろうとするマスコミに、私は警戒感を感じます。



宮部みゆきの『模倣犯』という小説があります。
ベストセラーにもなった人気小説なので、読んだことがある人も多いと思います。

主人公の一人、前畑滋子というルポライターは、連続婦女暴行殺人事件の主犯(と目された)栗原浩美と、その友達で従犯(と目された)高井和明について本を書き、「高井和明はデブでモテなくて鬱屈した感情を持っていた、ハンサムでモテる栗原浩美をあがめていた」といった、いわゆる「わかりやすい」犯人像を描いて世間の注目を集めます。

それは真犯人が「世間がそう思うだろう」と作った筋書だったわけですが、前畑滋子は、それをまんまと信じ込んで裏を取ろうともしなかったのです。

どうみても栗原と高井がやったようにしか思えない事件なので、「栗原が主犯、高井が従犯」という立場にたつのはいいとして、それだとしたら「衆人環視の蕎麦屋の厨房に立つ高井がどうやって抜け出したのか、携帯電話も持たない・連絡手段は家のピンク電話のみの彼がどうやって栗原と連絡をとりあっていたのか、デブで目立つ容姿の高井がどうして殺人事件で目につかなかったのか、女性を犯している写真には栗原しか映っていなかったが高井はやらなかったのか・高井が撮影者だとして彼は写真がうまかったのか・写真の道具はどこに隠していたのか」等、検証する必要があったはずなのに、前畑はそれをやらずに、ただ単に「世間が思う犯人像」を喧伝したのです。

ラストシーンで、真犯人が前畑を指さして「おまえこそ卑劣な模倣犯」と叫ぶのは、嘘の塊の真犯人の言うたったひとつの真実であるのです。

何かものを書く人間として、前畑はやってはいけないことを(しかしやりがちなことを)やっていたということです。

マスコミの描く「わかりやすい動機」は、ひょっとしたら違うかもしれないのです。



ひとつだけ確かなことは、この爺さんにしろ、加藤智大にしろ、なんにしろ、重大な犯罪を犯す犯人というものが、孤独であるということです。
孤独でなければ、殺すしかない・死ぬしかないといった考えは頭に浮かばないと思います。

本当に孤独かどうかは置いておいて、当人が極端な考えを抱くほど孤独感を持っていた、ということなのです。

もっと、悩みを口にできる、そしてそれに共感してくれるような人がいれば、もっと自殺も犯罪も減るんじゃないか、って思っています。


 *


マスコミが作った「何か」にはもっと用心すべきです。

たとえば、テレビで、特定の食品をあたかも「万病に効く」かのごとく(実際にそうは言っていないがそう聞こえる)やりかたで特集するのもそうです。

たとえば、「沖縄県には長寿の人が多い」「沖縄県はゴーヤの消費が全国一高い」などというところを、「ゴーヤの消費と長寿の相関関係」みたいに図にして、「ゴーヤには必須ミネラルがきゅうりの××倍含まれている」とか「ラットの実験で苦み成分が血栓をつくらないようにする(これは今かいた口から出まかせです、信じないでね)」といったことを挙げて、あたかもゴーヤが万病に効くかのごとく喧伝したりします。

こうなると、喧伝されたものは、スーパーマーケットから消え失せることになります。

最近だと亜麻仁油(フラックスシードオイル)や、ココナツオイルがそうだったようです。


マスコミ側だけが責められない、受け手が、わかりやすい「これが効く」の情報を求めているということもあります。

たとえば沖縄に長寿の人が多いとしたら、それはゴーヤとか豚肉とか豆腐といった特定の食べ物に起因するものではない、ということです。
温暖な気候と、野菜や芋や豆腐や肉などバランスよく食べていた食生活全般にあったのであって、特定の食べ物が効く、ということではないと思います。

それを、わかりやすく、特定の食品があたかも薬であるかのような情報を求める、受け手の側の責任というものもあると思います。


(残念ながら、最近は沖縄県が長寿県、というのが崩れつつあるようです。戦後70年、敗戦後すぐにアメリカからアメリカ型食生活がなだれこんできた沖縄県民の寿命は、ひどく短くなることが予測されます。これも、たとえばコーラとかスパムミートとかいった特定のものが悪いというのではなく、全般的に高糖質高脂肪高カロリーな食事が良くないということしか示しません。)



もっとあざといのは「美魔女」というものでしょう。

私個人は、いわゆる「美魔女」さんたちを「痛い」とは思いません。
この年になって、外見の美を保つのがものすごい努力が必要なことはわかります。

たとえばある美魔女さんは、美容に毎日6時間かけるそうですが、毎日6時間努力するというのはすごいことです。
「外見にそんなにこだわるなんて」なんて私には言えません。

たとえば外国語とかピアノとかプログラミングとかスポーツとかそういったものを「毎日6時間やっています」といったら褒められるのでしょう。
それと、外見の美とどう違うのでしょうか。

私なんて、美魔女さんの1/10でも努力すべきであって、決して批判できる立場にないです。


ただし、「美魔女」なる造語をつくって、それを持ち上げようとするマスコミには、不愉快なものを感じます。

「美魔女」世代の、そこそこ懐に余裕のある女性に「美魔女さんが使っている○万円の美容液を買わせよう」「美魔女さんが通っている○○万円のエステに通わせよう」「美魔女さん御用達のブランド服やブランド食器を買わせよう」とさせる意図が見え見えです。

その奥には、「女なんてちょっとおだてりゃ自分も美人になれるとカンチガイして、原価が安い化粧品を高値でパッパと買ってくれる、頭がお花畑のスイーツ(笑)」と思っているマスコミが見えます。

そういうマスコミにのるような人間にはなりたくないと、思っています。



・・・まあ、私は美魔女さんが使っている○万円の美容液は買わなくても、○千円のドラッグストアコスメでも買って使え、6時間美容にかけなくていいから30分美容にかけろ、ってのは事実です。


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