大都会の小さな家

大都会の小さな中古マンションに住むおひとりさま女の日常をつづったブログです。 注意事項: 比較的、自分の好き嫌いをはっきり述べています。 それは、単なるさくらねこの好き嫌いであって、さくらねこが嫌いな場合であっても、そのこと・ものを否定しているのでも、そのこと・ものを好きな方を否定しているのでもないことを、あらかじめ申し上げます。1記事が長めなので閲覧はPC推奨です。 リンクはご自由に、相互リンクも募集中です!

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この4-5か月何も手につかなくて、ようやく11月から書き始めたけど、目標としていた11月末締切の「ホラー小説大賞」は間に合わなかったです。
来年か、別の賞に出そうと思っています。
でも、ようやく小説のカンを取り戻せてきました。

一部を、ちょっと載せてみます。 書き上げたら、読み手募集するかもしれません。
三章めの冒頭部分です。


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 ***

  三  

久しぶりに家族そろった夕食なのに、翼は今日の話をどう両親に話していいのかわからなかった。
 父は日曜日に出勤していたため、月曜の午後に代休を取っていた。
 母は深夜勤のあと午前中に帰宅し、睡眠を取ってさっき目が覚めたところだった。明日が休日なので気が楽そうだった。
 食卓にはスパゲティボンゴレと鶏のから揚げ、レタスサラダが並んでいた。父が用意したものでスパゲッティは麺を茹でてレトルトのソースをかけただけだし、から揚げはスーパーの惣菜、サラダもパックされたものだったが、普段は翼の好物なのだ。だが食欲がなかった。食べなければ両親にどうしたと聞かれると思い、できるだけ普通そうに食べた。
「新しく採用した人がまた辞めちゃって来月は夜勤増えそうだわ」翼の母が言った。
「最近仕事が続かない人が多くて困るわ、前は採用試験があってそれなりに気合いれた人が来たんだけど、今は違うし」
 翼の母は県立病院に勤める看護師だった。
 前は公務員だったのに、今年四月から独立行政法人の職員になっちゃった、と最近よくぼやいていた。
「看護師の資格があればどこでも引手あまただろ?俺なんか他に行く会社ないからねぇー、毎日がデスマーチっと」
 父は、SAP(サップ)のアドオンを開発しているといっていた。どういうものかはよくわからなかった。
 体の痛いところにシップを張り付けるだろ、SAPのアドオンってそういうもの。
 一度それが何なのか聞いたとき、父はそう答えたが、絶対違うと思っていた。
「SAPの導入コンサルタントとかなれないの?年収一千万円とか転職サイトに出てるわよ」 「うわっ」父は突然口を押えた。
 翼も母もびっくりして父をみた。
「俺の年収、低すぎ……!?」
 なんだ、よく見かける転職サイトの広告のマネか。
「いやさ、転職サイトなんかでそう書いてるけどさ、そういうのスーパーマン求めてるからなあ。だいたいSAPって導入するのは外資系企業だったり、日本法人でも外国の本社からの指示だったりするから、外国人の社長をディベートで納得させるほど英語ができて、しかも有能なプレイイングマネージャでマネージメントと現場と一人で二人分働けることが条件で、俺なんてお呼びじゃないしお呼ばれしたくもないよ」
「もう少しお給料が上がるんじゃなかったら、もう少し楽な仕事に変われないの?倒れないかと心配しちゃうわ」母が、自分の皿をシンクにさげて、水をかけながら言った。
「知美サン、僕が転職して給料が上がる可能性より、キミが看護師長になって給料が上がる可能性のほうが高いよ」ドレッシングにひたりすぎてクタクタになった最後のレタスを口に運びながら、父は続けた。
「ともあれまだローンは二十七年あるし、二人で馬車馬のように働いて返済しようじゃないか」  テレビが七時のニュースになった。アナウンサーが、イスラム過激組織が議会を爆破して多数の死傷者が出たと言った。
「僕は建売でもマンションでもいいといったのに、キミが、どうしても注文住宅の一戸建てって言ったんだよ。この北欧風のダイニングキッチンも、広めの庭も、みんなキミの希望どおりだよ、あとは働いて返済するだけだね」
 父は母にむかってニヤリとした。
 母は父の嫌味にフンと鼻を鳴らして、自分だけ食後のコーヒーをいれた。
「ふたりとも、食器は自分でさげて、水につけてから食洗機にいれてね。コーヒーも自分でいれなさい」
 翼は黙って食器をさげ、コーヒーメーカーからコーヒーをついだ。
「おまえ、今日、元気ないなあ。どうした?」父が言った。
「あ、いやちょっと疲れただけ」
「そっか」
 父もコーヒーをいれて席にもどった。それ以上の追及がなくて翼はほっとした。
「ねえ翼、話はかわるんだけど」母が言った。
「今年も夏実ちゃんのピアノの発表会、行かない?今年は七月二十五日土曜日よ」
「嫌だよ」
 母は、本当は娘が欲しかったらしく、夏実というこの姪をかわいがっていた。ピアノの発表会のときは毎年大きな花束を用意して観客席に陣取った。観客席が寂しいと夏実が肩身が狭いだろうと、翼や父に来ないかと毎年言うのであった。
 去年は母の執拗な頼みを断り損ねしぶしぶついていったが、思った通り後悔した。
 自分が音楽に心得がないというだけではなかった。素人耳でも下手で、座って聞いているだけでも苦痛だった。
 従姉の夏実が弾いたのは、少女の祈りだか乙女の願いだか、そんな曲だったのだが、それが「腰痛のオバサン」といったほうがいいような曲に聞こえた。たどたどしく重たく弾くので、ドタドタドタドタ、どっこいしょ、というようにしか聞こえないのだった。
 夏実だけならまだしも、演奏者全員が似たり寄ったりなので、黙ってじっとしているだけでも耐え難かった。もしゲームソフトのご褒美がなかったら逃げ出していたところだった。でも今年はゲームソフトになんかつられないぞ、と決心していた。
「来てくれたら一万円、特別にお小遣いあげてもいいわよ?」
 翼の内心を読み取ったかのような顔で母が言った。
 一万円だって!?、うーん、どうしよう……?
 そのとき、ニュースが変わった。
「次は、体に重い障害のある中学生が普通学級に進学を許可されたニュースです」女子アナウンサーが言った。
 翼はびくっとした。

 ***

小説のプチ掲載ここまで。



今後の目標

12月は、アドベント掃除をやろうかと思っています。
アドベントカレンダーというのがあります。アドベントカレンダーというのは、だいたい12/1からはじまっていて、12/25までポケットがついていて、1日ずつそのポケットを開くとお菓子が入ってたりする、そういったカレンダーです。

それみたいに、クリスマス(年末)までに1日1か所ずつお掃除をする。


12月の欲しいもの

・新しいタオル(くたくたのボロボロなので・・・)
・新しい定期入れ(最近落としました・・・まあボロボロだったので)
・髪を染めにいきたい(根本の白いのが見えてきました)
・12月か1月に脳ドック行きたい(最近ものを取り落したりしてヘンなので)
・杞菊妙見丸(12月中になくなるので・・・)
・無印でいくつかカゴなど

・・・いろいろ欲しいもの目白押しなのですが、予算には限りがあります・・・






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