大都会の小さな家

大都会の小さな中古マンションに住むおひとりさま女の日常をつづったブログです。 注意事項: 比較的、自分の好き嫌いをはっきり述べています。 それは、単なるさくらねこの好き嫌いであって、さくらねこが嫌いな場合であっても、そのこと・ものを否定しているのでも、そのこと・ものを好きな方を否定しているのでもないことを、あらかじめ申し上げます。1記事が長めなので閲覧はPC推奨です。 リンクはご自由に、相互リンクも募集中です!

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今の仕事が、後々まで需要があるのか、不安になることがあります。
産業構造の変化などで、その時羽振りが良くても、あとあとつぶしがきかない職業、斜陽になる職業があって、特に近年その移り変わりが激しすぎると思います。

何かの技能を身につけても、それがあっというまに役に立たなくなるのではないか、と思うのです。
羽振りの良い企業に勤めたとしても、それが定年までの安泰も意味しない世の中です。





祖父や父のことを、考えてみます。

母は金金金とうるさかったし、常にお金がないが口癖で、私に穴の開いたパンツをはかせたり、拾った給食ナプキンを使わせたりしたので、ずっと私は「母は貧窮の中で育った」と思っていました。

実際は、母の死後、兄から「母の家は大規模に行商をやっており、戦前に冷蔵庫がある家に育った」と聞かされて、ずっと母に騙されていたことを知りました。

行商していたことは知っていましたが、母の口ぶりでは、貧窮の中でカゴを担いでその日の糊口をしのいでいたみたいな言い方だったのです。

「毎日夫婦げんかが絶えなくて、欠けてないお皿はなかった」と言っていました。
(母の、陶器類に対する執着はそこから来ているのかもしれません。)

母の母、すなわち私の母方の祖母は、その夫(つまり私の母方の祖父)に、常にこう言っていたそうです。
「このコンつけたオヤジ!もっと金もってこい!炭鉱夫になればもっと稼げるのに!」

母は、子供心に「夫に、危険な炭鉱に行けという」母が嫌いだったようです。
(どうも、祖父は、炭鉱が危険であるということに加え、炭鉱夫がそれ以外につぶしがきかないこと、だんだん石炭がなくなっていくということ、また石油の時代になりつつあることはわかっていたようです。)

結局のところ、祖父が現役だった時代には炭鉱夫はなくなりはしませんでしたが、妻にどう責められようと炭鉱夫にならなかった祖父にはある程度の先見の明があったように思えます。


 *


父は、北海道新聞社に勤めていました。
どういう志望動機だったかはわからないです。ただたんに北大を出た人の望ましい勤め先が、東京にでて中央官庁や東京の企業につとめず北海道にとどまるのであれば、北海道庁や札幌市役所か、いまはなき北海道拓殖銀行かそうでなければ道新だったから、だったように思えます。

非社交的で本を読むことだけが趣味の父に、営業は全く向いてなくて厳しい仕事だったように思えますが、それでも営業成績は高かったようで、32歳まで私立の大学院にいきつづけた息子に加え、娘まで私立の大学に行かせることのできる給料をもらっていました。

父の仕事は、広告営業で、だから、大阪支社にきたのです。
(注:北海道新聞社に大阪支社はあります。非発行支社ですが、大阪が本社の大手企業の広告をとるために存在しています。)
これが記者や編集であれば北海道を出ることはなかったでしょう。

父が50代を超えたころ、日本はバブルで、マスコミや広告代理店が新卒者の一番の人気の会社で、つまり父の仕事は「マスコミ+広告」で「もっとも稼げる仕事」だったというわけです。
(おかげで腐れ兄があれだけお金を使っても私は大学いけたわけです。)

父がそれを狙って新聞社を選んだとは思えないです。
まして広告がこれほど重要になるとは予測はしていなかったでしょう。
ただ偶然に一番いい時期に一番お金をもらえるようなポストにいました。

逆にバブルのころに新聞社やテレビ局に就職した人は、今は厳しいかもしれません。
広告代理店は未だに人気が高いですが、おそらく内部では新聞やテレビよりインターネット広告に比重が移りつつあると思います。

インターネットなんてその頃はなかったし、それが新聞を脅かしテレビすら脅かす時代がくるなど、予測することはできなかったでしょう。


 *


今は、仕事が廃れる速度が速すぎて、自分がやっている仕事がはたして○年後にもあるのかどうか、その時自分に需要があるのかどうかわからないです。


たとえば、世の中に、ひよこのヒナの雄雌を仕分ける職業というのがあるそうです。
初生雛鑑別師というそうで、専門の学校で厳しい訓練が必要だそうです。

でも、この仕事、もし、もっと技術が進んで、たとえば「ベルトコンベアに乗せられたひよこに光を一瞬当てるだけで雄雌を区別して雄なら押し出してゴミ箱にポイ」みたいな機械が発明されて、それが鑑別師さんの給料より安く、大量に短時間にさばけるのであれば、そちらになってしまうだろう、鑑別師の仕事はなくなってしまうだろう、と思います。
(あるいはニワトリは卵の段階で雄雌が決まっているので、メスになる卵だけを産ませる技術が浸透しても、鑑別師の仕事はなくなるはずです。)

GoogleやToyotaが自動運転の自動車を開発していますが、それが一般化すれば「運転手」という職業がなくなってしまうかもしれません。
疲労困憊した夜行バスの運転手が格安ツアーの客もろとも谷底に転落・・・という悲劇もなくなりますが・・・同時に運転手という職業もなくなってしまいます。
もっとも完全に無人でではなく、「自動運転が止まった場合に備えて」と「車掌またはツアーコンダクターとして」残るでしょうけれども。
夜行トラックなら、「自動運転が止まった場合に備えて」と「荷物の盗難を防ぐため」と「積み込み積み下ろし時の人手」ということになるのかしら。それも、対応策があれば要らなくなるかもしれませんね。

農業だって、ドローンを飛ばして自動的に作物の状態を把握して、必要なところに必要な農薬や肥料や水を散布、収穫もほぼ全自動、ほとんど人手がかからなくなって働き手がいらなくなるかもしれない。

介護だって今は「人手不足」とか言われているけれど、技術が進めばロボット化できるかもしれない。
たとえば夜中の巡回ロボットみたいなのができるかもしれない。
各部屋を回って、アームを入所者の体とベッドの間にいれて寝返りをうたせるの。その時、呼吸や脈拍や体温などのバイタルサインを調べることだってできると思う。
そうなったら人手不足は解消されるけれど、仕事は少なくなる。

医者とか弁護士のような知的職業だって安心はしてられない。
すでに税理士や公認会計士などが、コンピュータ化で仕事を奪われつつあります。
初期対応なら先入観やプライドなどがないため、コンピュータでの診断や相談のほうがいい、という時代もおそらくすぐ来ると思います。

モデルだって、近い将来、ファッションショーのランウェイを歩くのは3Dホログラム映像になるかもしれない。コンピュータグラフィックスなら人間ではありえないようなスタイルの美女が作り放題です。
もう少しフル3D映画を作る費用が安くなれば、AV女優という職業はなくなるかもしれない。
普通の人間ではありえないような美人でセクシーな女性に、生きた人間にはできないようなハードなプレイもさせられます。

作家というようなクリエィティブな職業だって、わかりません。
少なくともハリウッドのアクション映画のシナリオや、ハーレクインロマンスや、ポルノ小説といった簡単なものなら、キャラクターの名前と性別と年齢と職業と、アクションシーン(あるいはロマンスシーンやエッチなシーン)を何回いれるかみたいなのを設定したらポンと出来上がる日が割と早くくるような気がします。
おそらく水戸黄門のシナリオなら、そう遠くない先に、AIが作ることになるんじゃないかと思っています。


 *


祖父の時代なら、自分のやっていることの周囲を見れば、少しは先が見えた。
父の時代なら、いい大学を出てそこそこ名の通った企業に入れば、若干の差はあっても、まじめに働いていればそれなりの人生が開けた。

今の時代は、まったくそれが見えません。
ブルー・オーシャンがほとんどなく、あったとしてもすぐに他の人間も参入し、レッド・オーシャンとなり、あるいは時代の流れで廃れてしまう時代に、自分は老いを迎えられるのかなと、思います。








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