大都会の小さな家

大都会の小さな中古マンションに住むおひとりさま女の日常をつづったブログです。 注意事項: 比較的、自分の好き嫌いをはっきり述べています。 それは、単なるさくらねこの好き嫌いであって、さくらねこが嫌いな場合であっても、そのこと・ものを否定しているのでも、そのこと・ものを好きな方を否定しているのでもないことを、あらかじめ申し上げます。1記事が長めなので閲覧はPC推奨です。 リンクはご自由に、相互リンクも募集中です!

2017/06    05« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »07
*スポンサードリンク*
たくさん、拍手コメントをいただいて、ありがとうございます。

自分が、いわゆる毒親ではなかったかと悩まれている方からメッセージを頂きました。

私が今まで書いた、兄の描写を読んで、それよりお子さんが良ければ、何も悩む必要無いと思いますよ?

どんなに安給料でも自分の力で働いて生きているのなら、兄より全然良いです。
直接的に金銭が稼げる仕事でなくてもいい、主婦であっても、家事手伝いであっても、家をそこそこ維持し、面倒な近所づきあいをし、人様に迷惑にならない程度に生きていれば、兄より全然良いです。

引きこもって生きている無職としても、まじめに仕事を探すとか、あるいはWEBで内職といったことでもいい、何らかプラスに生きようとしているのであれば、兄よりだいぶましです。

たとえ兄と同じレベルの人間だったとしても(兄のようなのがそう何人も居てほしくないですが)、同じ親から育った私が、少なくとも自力で生きていくぐらいのレベルにはなっているので、当人の資質もまた大きいのです。






100%の毒親って探すのもなかなか難しいですよ。
加藤智弘(秋葉原の無差別殺人犯)の母親はかなりすごかったようですが・・・。

幼い子供が出られないように目張りして家を出て子供を餓死させる親とか、子供に盗みをさせたり売春させたりするような親などは、100%の毒親かもしれないです。

でも、そこまでではない親であれば100%の毒親ではないと思います。
私の親だって、食事は与えてくれましたし、自分のアクセサリー扱いですが高い私立大学の学費を出してくれましたからね。


逆に100%毒親ではない親は、一人もいないのではないかと思います。
親子とはいえ他人なのですから、100%の理解などありません。
また親ゆえに、子供に対する期待も、あると思います。
親自身の育ちにより、頭ではわかっていても感情が付いていかないこともあると思います。

親の介入の程度にもよりますが、それを受ける子供の資質にも大きく左右されます。

もし、自分がいわゆる「毒親」であったと思うのなら、「子供がそこからでもよく育ってくれる」と信じることが一番子供のためだと思います。
そしてそれでもなお子供は親を愛していると信じることが二番めに重要だと思います。

それ以外には何もいらないと、私は思います。


私の両親は、私にひどかったけれど、でも、それでもかけがえのないものをいろいろ与えてくれました。

父は、特に社会的なことに関していろいろ教えてくれました。
たとえば、豊田商事がまだあったころ、そのころ私たち一家は北海道から大阪に引っ越したのですが、大阪のサンテレビがはいっていて、豊田商事のCMが流れていました。
父は「どうしてこの会社のコマーシャルがサンテレビでしか流れないかわかるかい」と言いました。
「この会社は、悪いことをしている会社だから、大手のマスメディアは取り上げない、大手のマスメディアが取り上げたら、それで信用してしまう人もいるから、採用しないんだよ。お金のない独立U局ぐらいしかコマーシャルを流してくれないんだよ。サラ金とかもそうでしょう。」

また、テレビを見ていて、テレビで一般人をインタビューしていて、インタビューされていた人が「役人の給料を下げろ!」みたいなことを言っていたのですが、父はそれを指して「公務員に給与を保証しないと、汚職の温床になるよ。こういう一面しか見えていない感情論はダメだよ」とも教えてくれました。

たぶん、そのころ私は中学生だったと思いますが、中学生の娘にこんなことをきちんと教える父親というのはそう多くはないのではないでしょうか。

私が、それなりに社会に対して見識を持っているとしたら、それは父から得たものです。


また母は、たくさんのおいしいものを食べさせてくれました。
北海道にいたころは、おやつはカニでした。
「甘いおやつよりこっちのほうがいい」という持論で、それは絶対的に正しいと思います。

本州にきて、毛ガニを食べたとき「これは毛ガニじゃない」と思いました。
私の思う毛ガニの形とちがうのです。
私の思う毛ガニは、脚の大きさがほぼ同じなのに、本州で「毛ガニ」として売られている生き物は、脚が爪にかけてだんだん小さくなっています。これは絶対に毛ガニではありません。
(たぶん、母もそう思ったのでしょう、二度と家で毛ガニが出ることはありませんでした。)

またごはんを鍋で炊く、だしをとる、というようなことを、私は母を見て自然と覚えていました。

もうかなわないことですが、もう一度母の揚げたザンギを食べることができたら、と思います。
北海道料理屋などで「ザンギ」として提供されるものは、「から揚げ」にしかすぎません。
(骨付きでないザンギなんてザンギじゃないです。ただのから揚げです。でも、本州で、骨付きのザンギなんか出てきたことはないです。)
ザンギというのは、骨付きの鶏の、もも肉などをぶつ切りにして、味の濃い目の竜田揚げのような衣をつけて揚げるものです。少なくとも母のザンギは、そうでした。

私のもつ、おいしいものへの感覚は、すべて母が教えてくれたものです。


そして、私が私として育ってきた間に、私は物事に対する深い洞察力と、文字による表現力を得ました。
(兄に関して、「しょうゆで煮しめたような色の下着を着ている」とか、並みじゃない表現力ででしょ?(笑)。)


子供は、いわゆる「毒親」からでも、良いものを拾い上げて、あるいは自分の中でよいものを育てていくことができるんです。
だから、もし自分が「毒親」だと思ったら、そこからでも良く育ってくれると信じることが、一番子供にとっていいのではないかと思います。

逆に、子供に対してもっともひどい暴力は、食事を与えないとか傷跡が残るまで殴るとか性的な暴力とか学校に行かせないとかいった論外なことを除けば、「おまえは何もできない」扱いをすることだと、思います。

父は、兄の能力をすべて否定しました。
母は、それを慰めるフリをして、お金を与えることで「あなたは自力で何を為すこともできない赤ちゃんよ」と言い続けたも同然です。

兄は、一度も「お前ならできる」と親に言われたことがないんです。
「たかおならほっといてもやれるよ」ではなく、「タカオちゃんはかわいそうだから」と何もかもやらせてもらえなかった、かわいそうな人です。
私は、兄をそう育ててしまった母と父を、恨みます。

もう一度言うけれど、親が子供にしてあげられる一番のことは、「おまえならできる」「よく育ってくれる」と信じてあげることなのですよ。





↓ ランキングに参加しています。良かったらクリックしてください ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ にほんブログ村 その他生活ブログ 片付け・収納(個人)へ

拍手[53回]

無題

手欄にコメントを投稿されるかたが多いみたいで、私は変わっているのでしょうか?

アラフィフの孤独な専業主婦です。ダメな親として、お話したくなりました。
>もし、自分がいわゆる「毒親」であったと思うのなら、「子供がそこからでもよく育ってくれる」と信じることが一番子供のためだと思います。
そしてそれでもなお子供は親を愛していると信じることが二番めに重要だと思います。

これが私には一番難しかった。出来ませんでした。
私は父親に愛されない子供でした。
父は通知表の成績はいいけれど所見欄に「協調性に欠ける」「思いやりがない」と書かれる、自分によく似た私よりも、成績は凡庸でも「人懐っこくて」「友達の多い」妹を愛していました。

大人になって息子を産んだ私は「息子が他人と上手く付き合えるか」「お友達に優しくできるか」心配で仕方ありませんでした。
息子は、やはりというべきか私の望んだ「勉強は出来なくてもいいから、友達の多い小学生」ではなく「勉強は出来るけれど友達のいない、居場所のない小学生」になりました。
でも、中学入学後、息子は自分の力で人間関係を切り開いていきました。
中学の部活で「居場所」を、高校の部活で「仲間」を大学の体育会で「親友」を作り、無事、社会に巣立っていきました(まだ家にいますが・笑)
私は子供を信じてあげることが出来ませんでしたが、息子は自力で成長し、自立しました。
そういう意味ではさくらねこさんの仰る通り、人生は「自分次第」ですね。

私は「それでもなお子供は親を愛している」と信じることも出来ません。私が父を愛していないからです。私の今がすべて父のせいだとは毛頭考えていないし、極力穏やかに接しているし、娘としての義務は果たすつもりです。でも愛することは出来ません。
(お父さんを心から心配出来たさくらねこさんを尊敬します。)
ですから息子からの愛も期待していません。息子には友人や恋人を愛してくれればいいと思っています。

もちろん介入の程度にもよりますが、こんなダメ親からも、親友がいて、経済的に自立しているこどもが育ちました。本当に「自分次第」なんだと思います。
人様のブログに長々と失礼致しました。
by きゅう 2016/06/24(Fri)13:17:32 編集

コメントありがとうございます

長いので、お返事は記事にしてかきますね。
ちょっとまってくださいね。
2016/06/24 23:40
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

プロフィール

HN:
さくらねこ
性別:
女性
自己紹介:
各種ランキングに参加しています。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

最新コメント

[05/25 Cocco]
[05/25 たまこ]
[05/22 Cocco]
[04/20 ねこねこ]
[04/12 とりおた]

忍者カウンター

メールフォーム

PVランキング

アクセス解析

ブログ内検索

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- 大都会の小さな家 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS /  /