大都会の小さな家

大都会の小さな中古マンションに住むおひとりさま女の日常をつづったブログです。 注意事項: 比較的、自分の好き嫌いをはっきり述べています。 それは、単なるさくらねこの好き嫌いであって、さくらねこが嫌いな場合であっても、そのこと・ものを否定しているのでも、そのこと・ものを好きな方を否定しているのでもないことを、あらかじめ申し上げます。1記事が長めなので閲覧はPC推奨です。 リンクはご自由に、相互リンクも募集中です!

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今回の旅行のメインの目的は、ダリのコレクションで有名な諸橋近代美術館でした。
バスで裏磐梯高原駅からロイヤルホテル前というバス停まで乗りました。

ほとんどの人がその手前の「五色沼入り口」で降りていきました。
私一人だけ、終点のロイヤルホテル前までいきました。

降りるとき、バスの運転手さんに「諸橋美術館はどう行けばよいですか」と聞いたら、ロイヤルホテルから向かって右に降りていく道を教えてもらいました。

美術館は、とても素敵な庭園の中にありました。



お天気が曇りだったのが残念です。
三日間全部、晴れた日はありませんでした。
まあ、二日目・三日目はほとんど雨じゃなかったことだけよかったとしましょう。

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諸橋記念美術館は、創設者が本当に美術品が好きなのだということが伝わってくる美術館でした。
展示品と人が近い、と思いました。

東京の美術館で、特に企画展になると、芋の子を洗うように人々が押し寄せて、ひとつひとつの展示物をゆっくりとみることができません。
他美術館から借りている展示物が多いため、どうしても作品との距離は遠くなりがちです。
また、展示物が多すぎて、見た後にぐったりと疲れて、印象に残らなかったりもします。

ここは、ひとつひとつの展示物がゆとりをもって並べてあり、彫刻は正面だけではなくぐるりとまわってじっくり眺めることができます。
窓側に並べてある彫刻を正面からみると、窓が背景にはいります。
背景に、美しい庭園がはいって、美術品が違った趣に見えるのです。

また適度に人がいて、作品を見つめる他の人々の表情をみることができるのもよいことです。
東京の、芋の子を洗うような混雑の展覧会では、とてもそんなことはできません。

そういえば「写真撮影禁止」とも書いてなかった気がするし(でも撮りませんでした)、「お手を触れないでください」と明示してあったのは(バランスの悪い三本足の)椅子の彫刻だけでした(でも他の彫刻も触りませんでしたが)。

 *

ダリの作品の特徴は、もちろん「こんな絵を描くやつはダリだ!?」と叫びたくなるような非現実的な絵柄にあるわけですが、その「非現実性」を成立させているのは、冷徹なまでの現実的な観察力であり、描写力なのです。

たとえば象の彫刻で、でも足はキリンのような長い脚なのですが、象の部分もキリン脚も、どちらも非常にリアルで、しかしどこかでつながっていて二つが一緒になっているので超現実的に見えるのです。
非現実的なものを思ったまま描きちらしているかのようにみえて、個々のディティールは非常に現実的なので、超現実的な不思議な効果がうまれるのです。


(この写真は検索ででてきたものです。)

これは諸橋記念美術館の所蔵品ではありませんが、ダリが描いたキリスト像があります。
普通、キリスト像というと、十字架に磔にされたキリストを正面やや見上げた感じに描くことがほとんどです。

ダリの描くキリストは・・・このような、常人では描かないアングルで描かれていますが、こんなアングルの人体を正確無比に描けるデッサン力があったからこその、シュルレアリスムであるということを、忘れてはなりません。


(この写真は検索でひろってきたものです)

また、ダリは奇妙な絵で有名ですが、その反面「それがどのように見えるか」客観的に見るもうひとつの目を持っていました。


(この写真は検索でひろってきたものです)

ダリの作品は、意味が分からないシュールな造形の傍らに、それを見つめる人物などが配置されていることがよくあります。
(写真が小さくてわかりにくいですが、右手前のコーナーに小さな人物像がありオブジェをみてます。)

その現実性が、さらに不可解さを深めていますが、それはダリが「これが普通の人にはどう見えるのか」を理解した上で作品を作っていたということに他なりません。

 *

コレクションの質も、展示の仕方も、非常に満足のできる内容でした。
創設者が美術品を本当に愛していることが伝わるというのもそうなのですが、同時に、創設者の地元にかける愛情もひしひしと伝わりました。

地元に「他の地域からわざわざ足を運んでもらえる文化施設を運営したい」という思いが伝わってきました。

この内容であれば、私がそうであるように、これを見るためにわざわざここに来る人が出てきます。日本だけではない、世界からでも来るでしょう。

雪深い地、冬季は休館してしまうこの美術館は、とてもぜいたくな施設であると思いました。


鑑賞のあと、ミュージアムカフェで、ソーダをいただきました。
「ダリ」と名付けられたブルーソーダと、ダリの妻「ガラ」と名付けられたオレンジローズヒップのソーダでした。

「ダリ」ソーダを注文しました。
写真の紙コップにはいっているのは、無料のおいしい水です。お水もおいしかった。



実際のソーダはこんな感じ。
ブルーのソーダ液と、グレープフルーツのような味のジュースが二層になっており、これも何味なのかわからないアイスがフロートになっていました。そしてラムネがトッピングされています。
非常に不思議な味でした。たしかにダリをイメージした、一言で形容しがた味でしたが、おいしかったです。



ミュージアムショップで・・・こんなの買っちゃいました。
小さく見えますが、懐中時計ではなくて、壁掛け時計です・・・持って帰るのが苦労だった。




ランチと、そのあとに乗った「レトロバス森のくまさん」については次で。


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